子どもの教育に積極的にかかわる父親

神戸新聞 2006/12/23
子どもの教育に積極的にかかわろうとする父親が増えているらしい。男性向けの子育て雑誌がヒットしたり、学習塾の保護者会に夫婦で参加したりと、「50代以上とは明らかに行動が違う」との声を聞く。職場から家族的な雰囲気がなくなっていることや、家庭で孤立することへの恐怖感ゆえ、との見方もあるが、果たして―。(経済部 小林由佳)


男性向け育児雑誌購入、塾にも積極参加…

「頭のいい子の勉強部屋「東大生百人の小中学校時代」発行部数二十七万部を誇る三十―四十代向け育児雑誌「プレジデントファミリー」には、こんなタイトルが踊る。

昨年十一月、男性ビジネス誌「プレジデント」の別冊として創刊したところ反響が大きく、今年七月から月刊になった。受験情報に加えて、「いかに企業が欲しがる人材に育てるか」という観点の記事が目立つ。

「バブル崩壊後、日本的経営の強みだった家族的な面が会社からなくなり、父親には孤独感がある。そこで、家庭の持つ意味が大きくなってきたのだろう」。鈴木勝彦編集長(38)はヒットの理由を分析する。

「三年ほど前から、子どもの受験に向き合おうとする父親が増えた」とは話すのは、西宮市の進学塾「浜学園」の八幡義治副学園長(46)。

保護者会に積極的に参加し、子どもの教育について塾の教師に相談を持ちかける。「妻に任せきり」が多かった今の五十代以上とは明らかに異なるという。

「仕事も家庭も」を求める妻からのプレッシャーもあるようだが、八幡副学園長は父親たちの心情をこう代弁する。「ふと気がつけば、家庭での居場所がない。このままではまずい。子どもが思春期を迎えるまでに、きずなをつくりたい」

神戸市内の四十代の医師Aさんもその一人。私立中学受験を控えた小学六年の娘と交換日記をしている。といっても塾のノート。娘の宿題をAさんが採点し、アドバイスを書き込む。

「普段は帰宅が遅くて会話は少ないが、宿題ノートのやりとりで娘との距離が縮まったような気がする」

「いわゆる『勝ち組』の人たちが、わが子をエリートコースに乗せるために懸命になっているのだろう」。サントリー次世代研究所(大阪市)の狭間恵三子課長の見方だ。

学歴よりも人間としての総合力が問われる時代だが、「それゆえに親は何がベストか分からず、結局は一流大学に入れるマニュアルに頼りがち」とも。

ただ同研究所の調査によると、日常的に育児や教育にかかわる父親はまだ少数。「母
親にとって育児は生活そのものだが、多くの父親は余暇活動の一つとしてとらえている
。『時間が余れば子どもと過ごす』というのが一般的な姿のようだ」


藤沢市家庭教師
神戸市兵庫区家庭教師
茨木市家庭教師
posted by キロリ at 20:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 公立中高一貫校ニュース
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